
法定金利の42倍で金を貸した疑い ヤミ金グループ12人逮捕
中小企業の経営者を狙って、法定金利の42倍にのぼる違法な金利で金を貸した疑いで、ヤミ金グループ12人が、警視庁に逮捕された。
容疑者(37)ら12人は、無登録で貸金業を営み、埼玉県の会社社長の男性(58)に、およそ245万円を貸し付けた、貸金業法違反などの疑いが持たれていて、グループは、男性から、法定金利の42倍にのぼる利息を受け取っていたという。
違法な利息は、「振り込みは足がつくから」という理由から、喫茶店などで直接、現金で受け取っていたという。
容疑者は、容疑を否認しているが、警視庁は、グループが、関東の中小企業の経営者らを狙い、違法な貸し付けを行っていたとみて、余罪を調べている。
出典:https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00340705.html
解説
今回逮捕されたヤミ金グループは、法定金利の42倍である年利840%という超高金利を取って、違法な貸し付けを行っていたとみられています。
年利840%は、トニ(10日で2割)の年利730%を超える高金利です。
今回の被害ケースのように、ヤミ金は、事務所で金銭のやり取りをするのではなく、駅前の喫茶店や車中などで行う場合があります。
これは、ニュース記事にある通り、自分達の所在を公言され素姓が明らかになるリスクを避けるためです。
同様の理由から、ヤミ金は、全ての連絡を携帯電話のみで行います。