
比人相手にヤミ金容疑=パスポート担保、男ら逮捕―千葉県警
フィリピン人に対しパスポートを担保に違法な高金利で金を貸し付けたなどとして、千葉県警生活経済課は9日、貸金業法違反と出資法違反などの疑いで、無職(65)=東京都豊島区南大塚=、警備員(64)=千葉県我孫子市中峠=両容疑者を逮捕した。
いずれも容疑を認めているという。
逮捕容疑は2015年2月~16年3月ごろ、フィリピン人の男女2人に、法定上限を超える月15%の金利で、無登録で計61万円を貸し付けるなどした疑い。
同課によると、容疑者は11年4月以降、東京、千葉、埼玉、茨城、栃木に住むフィリピン人を中心とした外国人約600人に、少なくとも計6000万円を貸し付けていたという。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170209-00000095-jij-soci
解説
容疑者の貸付金利である月15%を年利に換算すると、年180%となります。
出資法では、年20%(個人の場合は109.5%)を超える金利で貸し付けを行った場合、刑事罰が科されることになります。
年20%を超える貸付は、5年以下の懲役若しくは、1,000万円以下の罰金、またはこれを併科されます。
また、無登録で営業を行った違法金融業者は、5年以下の懲役、1,000万円以下の罰金、またはこれを併科という罰則が科せられます。