金融取引装い中小企業を狙う「新型ヤミ金」が横行 警察・支援団体も対応本腰

金融取引装い中小企業を狙う「新型ヤミ金」が横行 警察・支援団体も対応本腰

金融取引装う「新型ヤミ金」が横行 標的は中小企業…警察・支援団体も対応本腰

企業の資金調達に用いる金融取引「ファクタリング」を悪用し、高額な手数料を徴収するヤミ金が横行している。

実態は資金繰りに苦しむ中小企業に法外な高金利で貸し付ける手口で、ファクタリングの手数料に法的な制限がないことが背景にあるという。

大阪府警は1月、貸金業法違反容疑で、ファクタリングを装ったヤミ金業者を全国で初めて摘発したが、業者の実態は不透明な部分が多く、被害の全容は判然としていないという。


出典:https://www.sankei.com/west/news/170214/wst1702140036-n1.html


解説

正規の金融業者であれば、企業の債権を買い取って代金を回収しますが、ファクタリングを謳う違法金融業者は、取引先への未収金(売掛債権)を担保に中小企業に貸し付けを行います。

貸付時の金利は、法定金利の10倍以上である場合が多く、明らかに違法金利であるため、出資法に違反します。


ファクタリングとは、他社が所有する売掛債権を買い取って、その債権の回収を行う金融サービスです。

資金繰りに困った中小企業にとってみれば、債権を取引先からの支払日より早く現金化できるなどのメリットがあります。


元々は、中小企業の資金繰り支援策としてリース会社などが行っていましたが、最近ではファクタリングの名を騙るヤミ金融が増えているようです。

ファクタリングを謳うヤミ金は、新しい手口のため、その詳細は把握できていない部分も多いと言われています。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

トップへ戻る