
“超”高金利ヤミ金 法定金利20~30倍 男ら8人再逮捕 大阪
「ファクタリング」と呼ばれる債権の買い取り契約を装いヤミ金を営んでいた業者が摘発された事件で、大阪府警生活経済課は15日、出資法違反(超高金利)容疑で、東京都中野区弥生町、無職、容疑者(36)ら男8人を再逮捕した。府警は認否を明らかにしていない。
「再逮捕容疑は、昨年6~9月、堺市の会社経営者ら4人に対して18~50万円を貸し付け、1日当たり0・3%の法定利息を上回る1・11~1・92%の利息を受け取ったとしている。年利換算すると法定の23~39倍という。
「本来のファクタリングは中小企業が保有する売掛債券を買い取って代金を回収するが、ヤミ金業者が債権を担保に高金利で金を貸し付ける手口が横行。府警は1月、貸金業法違反(無登録)容疑で容疑者らを逮捕していた。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170215-00000580-san-soci
解説
中小企業経営者から売掛金債権を担保に取って、超高金利の融資を行う闇金融による被害が頻発しています。
取引先に債権譲渡通知が送り付けられ、取引先から契約を解除されてしまったという被害例も多数報告されているようです。
このようなヤミ金業者による貸付は、今後も大きな問題になって行くことが予想されます。
ヤミ金は、「金融機関からの融資を受けられない。」「経営上、資金繰りが厳しい。」などといった事業者の心理を巧みに突いてきますが、事業者の方はファクタリングを謳う違法貸付の手口に乗らないよう注意して下さい。
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