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違法な高金利で貸し付けか 業者逮捕
法律で定められた上限を超える高い金利で金を貸し付けた疑いで、大阪府警は貸金業を経営する男らを逮捕しました。
出資法違反の疑いで逮捕されたのは、貸金業者「エムピーシー」の前代表取締役の容疑者(33)ら3人です。
容疑者らは去年4月、東京都で建設業を営む男性(72)に50万円を貸し付け、法定年利を大幅に上回る99パーセントを超える利息を受け取った疑いがもたれています。
大阪府警がこれまで4つのヤミ金融業者などを捜索したところ、容疑者らの関与が明らかになったということです。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170629-00000003-kantelev-l27
解説
年利99%という金利は、トイチ(年利365%)、トサン(年利1095%)、トゴ(年利1825%)などとった一般的な闇金の金利に比べて低いと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この数字は、出資法が定める上限金利(年利20.0%)を大きく上回ります。
出資法に違反した場合は、10年以下の懲役、3,000万円(法人の場合1億円)以下の罰金、もしくはこれを併科されます。
大阪府警はこれまで「ファクタリング」と呼ばれる売掛債権の売買取引を装って、無登録や高金利で金銭を貸し付けた容疑で別の金融業者を逮捕しています。
このファクタリングを装う闇金業者を捜査する途上で、容疑者の名前が浮かんだとみられ、同府警による逮捕につながったようです。
容疑者らは175社に総額6億8000万円を貸し付けていたとみられています。